私達が今この世に生きていることはご先祖様のお陰です。
日蓮聖人は『忘持経事』に『我が頭は父母の頭 我が足は父母の足 我が十指は父母の十指 我が口は父母の口なり。譬えば種子(たね)と菓子(このみ)と身と影との如し』
と、仰っております。私達の身体、環境、性格等々、ご先祖様から脈々と受け継がれてきたものです。
お亡くなりになった方々は皆様に供養してほしいと、催促することはありません。
直接関わった方はまだしも、顔も知らない昔のご先祖様をご供養する気持ちは中々持てない、という方もいらっしゃるでしょう。しかし、ご先祖様という『根』に供養という『水』をあげることで、功徳という『栄養が』私達『葉』に行き届くのです。
ご恩を返す意味でも想いをこめてご供養をし、功徳を積んでいただきたいと思います。
日蓮宗のご祈祷は世界三大荒行に数えられる日蓮宗大荒行堂で100日間修行し、感得した秘妙五段修練加持をもって行います。
この修法の功徳、法華経の功徳、お題目の功徳をもって『身体健全』『家内安全』等、皆様の『諸願成就』を祈念し、ご祈祷致します。
また、『地鎮祭』『厄祓い』等、諸々の『お清め・お祓い』も承ります。
日蓮聖人は『祈祷抄』で
『大地はささばはづるるとも 虚空をつなぐ者はありとも 潮のみちひぬ事はありとも 日は西より出づるとも 法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』
と、仰っております。法華経の功徳が限りなく大きい事と共に皆様の『信じる心』『精進する心』『お題目をお唱えする心』がご祈祷を受けるうえで何より大事なのです。